フューチャーペディア
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バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドとはかつてユニバーサル・スタジオ・ジャパンに存在したアトラクション

概要[]

2001年のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオープンと同時に稼働が開始された。元になる装置は1991年ユニバーサル・スタジオ・フロリダに設置され、同様の物が1993年ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにも設置されていた[1]

プレショーはレールの上をボールが転がる部屋で行われ、その次に研究室と称した待機部屋に案内される。その次の部屋にデロリアンがある。 1つのドーム内には合計12台の油圧制御式デロリアンライドが設置されており、オムニマックスでドーム内に投影される映像に合わせてライドが上下左右に動く。全てコンピュータで統括制御されている。このアトラクションのスポンサーはかつてトヨタ自動車[2]であったが、この8人乗りデロリアンはトヨタ製ではない(当然)。しかし、アトラクションの提供だったトヨタ自動車は2015年4月30日に提供を降り、2015年5月1日に日本航空が、アトラクションがクローズするまで提供であった。2015年7月17日から、提供の日本航空から[タッチでマイル]のサービスが開始されました。アトラクション内のマイルタッチ機にIC機能付きのJMBカードをタッチすることにより、88マイルが貰えるシステムです。このサービスは2016年にアトラクションが運営終了後、2017年4月20日までにアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド日本航空と同時に移動しました。2017年4月21日から、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドと周辺のエリアを改装した新エリア、ミニオン・パークのアトラクション、ミニオン・ハチャメチャ・ライドに日本航空が提供となった。これにより、マイルタッチ機が元の場所に戻りました。貰えるマイルは、32マイルになっております。

劇中の映像は、ダグラス・トランブル氏によるもの。

アトラクションの外に展示されているデロリアンは、米国のデロリアン専門店が作成したレプリカで、部品のいくつかは映画版で運転席のカットを撮影する為に利用されたC車のパーツが使われている。完成当時はパーツが左右同じ、配線がオリジナルと異なる、ミスター・フュージョンが極端に大きい等、オリジナルと比べて外装にいくつかの違いがあったが、現在は徐々に訂正されつつある。

また、これとは別にユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは自走可能なデロリアンも所有しており、パーク内アトモスフィア・エンターテイメントやパーク外での各地イベントにて使用されている。

ストーリー・設定[]

バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドは 「フューチャーテクノロジー研究所」にタイムトラベラー参加者として来たゲストを 8人乗り新型デロリアンに乗せてタイムトラベルへと出かけるライド・アトラクション。

PART3ラストで時の旅人となったドクが新たに設立した、フューチャーテクノロジー研究所は、2代目デロリアンやタイムトレインに続く、新たなタイムマシン「8人乗りデロリアン」の開発に成功。 あとは試運転を行い、性能検証を行うだけ。そこでドクは一般人をこのマシンに乗せて行う「タイムトラベル1日体験ツアー」を計画。 ゲストとしてやって来たお客様をお出迎えし、ドクの時間旅行の話や、デロリアンの解説映像などを公開している中、研究員たちは8人乗りデロリアンの最終点検を行っている。 しかし、デロリアンの出発準備が整った直後に緊急事態が発生。なんと、研究班が1955年でタイムトラベルの実験を行っていた時、『ビフ・タネン』という不良がこっそりマシンに乗って現代へ向かい、研究所内に侵入。 ドクを部屋に閉じ込めた挙げ句、デロリアンを強奪し逃走してしまった。 待機エリアのモニターで一連の様子を見ていたゲストたちは部屋から出られないドクの代わりに新型デロリアンに乗車。ビフを取っ捕まえて連れ戻すために、色々な時空を超えた危険な追走劇に巻き込まれることに。

ライドの建物は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」後に開設された研究所という設定である。 研究室内には、映画のパート3で1955年にドクとマーティが時計台の前で撮ったあの写真も飾られている。

ここで働くクルー(従業員)は、研究員という設定。 研究員たちは有名大学の理工学部出身者。 そのため身体よりも頭を使うタイプの人間で溢れている。 ちなみに男性の研究員は緑色ラボコート、女性の研究員は橙色ラボコートを着ている。

映画版では、ドクはタイムマシンを営利目的や私的利用などで使用するのを嫌い、歴史介入を避けるために信頼できる人以外には絶対見せないというスタンスを保ってはいたが、当ライドでは未来の新たなコミュニケーションを模索するため、そして科学へのあくなき探究心を目的としてタイムトラベルツアーというものを一般向けとしているという設定である。テーマパークだからこそできた、傑作エンターテイメント・ライドである。

因みに、映画版の主人公であるマーティ・マクフライはキューラインのプロモーション映像でちょっとだけカメオ出演してる。

利用制限[]

身長102cm以上必要、3歳以上の条件を満たさない人の利用はできない。また次の状態の人も利用できない。

  • 心臓・首・腰・背中・呼吸器系疾患の人
  • 乗り物酔いしやすい・めまいを伴なっている
  • 騒音過敏症
  • 高所・暗所・閉所恐怖症の人
  • 高血圧・痙攣発作を引き起こす人
  • 妊娠中の人・新生児


キャスト[]

クリストファー・ロイド:エメット・ラスロップ・ブラウン博士(ドク)(日本語吹替:青野武
トーマス・F・ウィルソン:ビフ・タネン(日本語吹替:谷口節
ダーリーン・ヴォーゲル:IFT研究所アナウンサー
ダグラス・トランブル:IFT研究員
マイケル・クラストリン:IFT研究員

映像ソフト化[]

・Blu-Ray版
2010年10月26日に発売された「バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX 」の映像特典として 待ち時間映像、アトラクション映像が収録された(英語音声のみ、字幕付き)。

脚注[]

  1. 現在はフロリダとハリウッドのアトラクションは既に2007年に営業終了、ライドは撤去され、日本版も2016年に営業終了した。これで、すべてのパークからバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザライドは無くなりました。ちなみにフロリダの同ライドには、かつて建物の隣にパート3の最後に登場した機関車型タイムマシン(撮影に使われた実物)が飾られていた。
  2. このスポンサーが影響し、タウンエースノア/ライトエースノアの最終生産モデルのコマーシャルに当アトラクションが採用されたことがある。

外部リンク[]

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